鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「あの……ま、間違いです。ちょっと言い間違えてしまったと言いますか……ははは……」
苦し紛れの言葉が通用するはずもない。孝仁は大きなため息をこぼしている。
梢はあまりの恥ずかしさに、顔を赤く染めて俯く。一体、この空気をどうしたらよいのだろうか。一人、俯いたまま当惑していれば、不意になにかが梢の頭に触れた。
「これでいいか?」
慌てて顔を上げれば、信じられないことに孝仁が梢の頭を撫でている。
(は!? え!? なに!? なんで私、また部長に頭を撫でられてるの!?)
左手でスイを撫で、右手で梢を撫でと、なんとも器用なことをしている。だが、その器用さはこの場で発揮すべきことではない。右手のそれは不要だ。
「ぶ、部長……! なんで私の頭まで……!?」
「撫でてほしいんだろ?」
自分から言ってしまった手前、否定できない。なにかよい言い訳でも言えたらいいが、それも思い浮かばない。
(うっ……確かにそう思っちゃったけど、でも、本当に撫でられるのは無理っ……! ドキドキしすぎて心臓が壊れちゃう! というか、素面なのになんで撫でてくるの!?)
初めてこの家で撫でられたとき以上に、心臓が大暴れしている。鼓動が尋常ではない速さだ。
ここ最近は孝仁のことがかっこよく見えていたから、余計に耐えられない。
苦し紛れの言葉が通用するはずもない。孝仁は大きなため息をこぼしている。
梢はあまりの恥ずかしさに、顔を赤く染めて俯く。一体、この空気をどうしたらよいのだろうか。一人、俯いたまま当惑していれば、不意になにかが梢の頭に触れた。
「これでいいか?」
慌てて顔を上げれば、信じられないことに孝仁が梢の頭を撫でている。
(は!? え!? なに!? なんで私、また部長に頭を撫でられてるの!?)
左手でスイを撫で、右手で梢を撫でと、なんとも器用なことをしている。だが、その器用さはこの場で発揮すべきことではない。右手のそれは不要だ。
「ぶ、部長……! なんで私の頭まで……!?」
「撫でてほしいんだろ?」
自分から言ってしまった手前、否定できない。なにかよい言い訳でも言えたらいいが、それも思い浮かばない。
(うっ……確かにそう思っちゃったけど、でも、本当に撫でられるのは無理っ……! ドキドキしすぎて心臓が壊れちゃう! というか、素面なのになんで撫でてくるの!?)
初めてこの家で撫でられたとき以上に、心臓が大暴れしている。鼓動が尋常ではない速さだ。
ここ最近は孝仁のことがかっこよく見えていたから、余計に耐えられない。