運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 そんなやり取りに、私は内心落ち着かなくなっていく。

 優希くんがそう答えてくれたことは、結菜を思って言ってくれたことだということは理解している。
 でも、彼はまたいなくなってしまう人だ。安易に子どもを喜ばせることはやめてほしい――それが、母親としての本音だった。

 困っている私たちを助けてくれているのに、彼の優しさに不満を抱くなんて、本来ならしていいことではない。それにこうなってしまっているのは、私のせいでもある。だけど――。

 処理しきれない気持ちに、心の中がぐちゃぐちゃになっていく。
 そんな気持ちを隠すように、私は窓の外に視線を向けた。

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