運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 まさか、そこまで見透かされていたなんて……。
 胸が締めつけられるような気持ちになって、私はキュッと唇を噛んだ。でも――正確には、怒っていたわけじゃない。ただ、困っていただけだ。

「怒ってはいないよ。むしろ……そんな、心にもないことを言わせてしまって、申し訳ないなって」
 正直に伝えると、優希くんはまっすぐに私を見ながら、力強く言った。
「俺は、思ってないことは言わない」
 ……思ってないことは言わない? じゃあ、あれは……本気で言ってくれたってこと? 結菜が自分の子だと気づいてる……?
 頭の中が追いつかなくて、ごまかすように言葉を重ねる。

「同情だけで、そんなこと言ったらダメだよ、あっ、そういえば、図書館で……」
「晴香」
 取り繕うような私をたしなめるように、優希くんが私の名前を呼んだ。
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