運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「義母と義妹は、私を心から憎んでいるから、何をしでかすかわからないし、あなたに危害を加える可能性もあるの」
 事実を口にしながら、胸の奥が痛んだ。私と彼を引き離すためなら、蔵に閉じ込め、すべてを奪い去ることすらいとわない人たちなのだから。

「あのひき逃げも……私の中では、たぶん義妹の仕業だと思ってる。そんなことに優希くんを……」
 そこまで言った私だったが、優希くんは力強く首を横に振った。

「巻き込まれようが、なんだろうが、俺は晴香と結菜ちゃんと一緒にいたい。俺は大丈夫だ。信じろ」
 その言葉に、私は何度もうなずいた。
「ありがとう。信じてくれて」
 心からそう伝えたあと、私はずっと胸の奥にしまっていた言葉を、ようやく口にした。

「私も、ずっとずっと……好きだった」
 そう伝えると、優希くんは一瞬動きを止め、それから満面の笑みを浮かべた。

「俺も、ずっと好きだった」
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