転生デビュー 〜おバカ王子とツンデレ悪役令嬢のジレキュンな日常〜
「俺たちは、顧問と似た存在になったらしい」
「そう……なの」
「ああ」
「でも、あなたは生きているわよね」
ラビッツが俺の頬に触れた。
「こんなに柔らかいし」
なんで頬をぷにぷにするんだ。
「生きてるよ」
「私も……生きてる」
お返しにラビッツの頬をぷにぷにする。不服そうにむにょむにょされている顔も可愛い。
「柔らかくてあったかい。生きてるな」
「……うん。それならどんな存在だとしても、問題ないわよね」
「ああ。一緒にここで生きていこう」
「……そうね」
あれ。今のはプロポーズのジャブみたいな意味だったんだけどな。オッケーもらったってことでいいのか?
「もし今……前世に戻ったのならってたまに思うの」
「前世に?」
「うん。何が変わるかなって」
今、前世に戻ったらか……。
「同人誌を探すかな」
「ど、どうじんしっ!?」
「俺とラビッツのエロ同人誌」
「……話を振った私がバカだったわ」
そんな呆れなくても。
「なかったら自分で描くかもな」
「描けるの!?」
「全然。でもま、ラビッツ推しとして落書きくらいはしたことがある」
「今度見せて」
「上手くはないぞ? んー、タイトルは『今日も可愛い俺の嫁ラビッツ』とかでさ、SNSで四コマ漫画でも垂れ流そうかな。ハッシュタグもそれだな」
「んんんっ、内容が気になるわ」
「十八禁が?」
「違うわよ! そんなの垂れ流さないで。そもそもあんた、高校生だったんでしょ。十八歳超えてないじゃない」
「ははっ」
インターネットか。ここにも、似たようなものがないことはないんだよな。
「あんなツールはこの世界では無理かな」
「どうかしら。交信用の魔道具はあるものね。映像も見えるし」
「あらかじめ手の込んだ刻紋を教え合わないといけないけどな」
「QRコードのようなものよね」
そんな認識だったのか!? 俺は小型魔法陣というイメージだった。
「国民全員の刻紋が必要になりそうね。かなり大変そう。でも……魔法なしであそこまでの技術の開発は、もっと難しそうね」
「魔法でいろんなことができちゃうと、そっちに頼るよな」
「ええ。誰もが情報を流せるようにするのは難しそうだけど、発信元を限定すればできるんじゃないかしら。開発にも流通にも時間はかかりそうだけど……王子の日常とか、いつか発信する?」
「ゴクリ。『今日も可愛い俺の嫁ラビッツ』のエロチックな――、いたっ!」
チョップされた。
「扇子を持ってなくて残念だわ」
「冗談なのにー」
「変なの発信しないで!」
「ま、実際はやりにくいよな。俺がまともにやったとして、次の世代がやらなければ『今の王子は親しみがない』とか叩かれるかもしんないし」
ラビッツが苦笑する。
「そう……なの」
「ああ」
「でも、あなたは生きているわよね」
ラビッツが俺の頬に触れた。
「こんなに柔らかいし」
なんで頬をぷにぷにするんだ。
「生きてるよ」
「私も……生きてる」
お返しにラビッツの頬をぷにぷにする。不服そうにむにょむにょされている顔も可愛い。
「柔らかくてあったかい。生きてるな」
「……うん。それならどんな存在だとしても、問題ないわよね」
「ああ。一緒にここで生きていこう」
「……そうね」
あれ。今のはプロポーズのジャブみたいな意味だったんだけどな。オッケーもらったってことでいいのか?
「もし今……前世に戻ったのならってたまに思うの」
「前世に?」
「うん。何が変わるかなって」
今、前世に戻ったらか……。
「同人誌を探すかな」
「ど、どうじんしっ!?」
「俺とラビッツのエロ同人誌」
「……話を振った私がバカだったわ」
そんな呆れなくても。
「なかったら自分で描くかもな」
「描けるの!?」
「全然。でもま、ラビッツ推しとして落書きくらいはしたことがある」
「今度見せて」
「上手くはないぞ? んー、タイトルは『今日も可愛い俺の嫁ラビッツ』とかでさ、SNSで四コマ漫画でも垂れ流そうかな。ハッシュタグもそれだな」
「んんんっ、内容が気になるわ」
「十八禁が?」
「違うわよ! そんなの垂れ流さないで。そもそもあんた、高校生だったんでしょ。十八歳超えてないじゃない」
「ははっ」
インターネットか。ここにも、似たようなものがないことはないんだよな。
「あんなツールはこの世界では無理かな」
「どうかしら。交信用の魔道具はあるものね。映像も見えるし」
「あらかじめ手の込んだ刻紋を教え合わないといけないけどな」
「QRコードのようなものよね」
そんな認識だったのか!? 俺は小型魔法陣というイメージだった。
「国民全員の刻紋が必要になりそうね。かなり大変そう。でも……魔法なしであそこまでの技術の開発は、もっと難しそうね」
「魔法でいろんなことができちゃうと、そっちに頼るよな」
「ええ。誰もが情報を流せるようにするのは難しそうだけど、発信元を限定すればできるんじゃないかしら。開発にも流通にも時間はかかりそうだけど……王子の日常とか、いつか発信する?」
「ゴクリ。『今日も可愛い俺の嫁ラビッツ』のエロチックな――、いたっ!」
チョップされた。
「扇子を持ってなくて残念だわ」
「冗談なのにー」
「変なの発信しないで!」
「ま、実際はやりにくいよな。俺がまともにやったとして、次の世代がやらなければ『今の王子は親しみがない』とか叩かれるかもしんないし」
ラビッツが苦笑する。