転生デビュー 〜おバカ王子とツンデレ悪役令嬢のジレキュンな日常〜
「やぁやぁ、リュークとラグナシア嬢じゃないか。こんなところで会うとはね。あっ、もう俺たちはボトルの相手を見つけたし見つけられたんだ。すごいだろう」
「マジか。なんか裏技使ったのか?」
「相手が生徒会長と副生徒会長だったんだよ……あの二人も俺たちのだった。相思相愛だ」
「すごい偶然だな」
「それで――、」
鋭い目でこちらを見るラグナシア。
愛想が悪いのは変わらない。
「久しぶりだな」
「そうね」
ラグナシアとベル子が挨拶をしているのは、よく食堂で見かける。というより「挨拶はしたわよ」のような顔でこちらをじっと見るので、手を上げるとそのまま友人のところへ向かう、といった会話のない交流(?)は続けていた。
「で、二人のボトルはお互いのものだったのか?」
かなり緊張しながら聞いてみる。
「そんな偶然、そうそうねーよ」
「違うのか!?」
「なんでそこで驚くんだ……。ここで拾ったボトルがラグナシアのだったんだよ」
「私のボトルは昨年ここにあったのよ。拾った人から聞いたの。今年もここに飛ぶ可能性が高いと思ったから、誰か来るのを待ってたってわけ」
なに!?
ということは来年も運営サイド――生徒会長のところに俺たちのは飛ぶ可能性が高いのか!?
「で、実際にラグナシアにはこのボトルが開けられなかった。つまり自分のだったわけだ。ボトルと持ち主がセットで待ち構えていて、ラッキーだったぜ」
そうなんだよな……自分のは一度入れたら開けられない。虹色の光で染まっているし、自分のボトルかどうかは開けてみようとするしかない。
「それなら、ラグナシアの持ってるボトルは誰のなんだ?」
「猫よ。トラって名前らしいわね」
「トラぁ!?」
「あの子なら目立つからすぐ見つかるでしょう。それなら、まずはそっちは放っておいて、自分のボトルと一緒に誰かを待っていようかと思ったのよ」
ラグナシアが「ネコにゃん」と書かれたメモ用紙をひらひらとさせた。中に入っている宝物は猫の手形スタンプ!? なんで生徒扱いになっているんだ。
「で、せっかくだしリュークからあの猫の話を聞いていたの。噂にはなっていたから、私も気になっていたしね。あの時は、しゃべる姿は見られなかったし」
ラグナシアがトラに興味……やはり、女子は動物が好きなんだな。そういえば、パトロール隊の部屋に乗り込んで来た時は、ラグナシアが帰ってからトラはしゃべりだしていた。
「マジか。なんか裏技使ったのか?」
「相手が生徒会長と副生徒会長だったんだよ……あの二人も俺たちのだった。相思相愛だ」
「すごい偶然だな」
「それで――、」
鋭い目でこちらを見るラグナシア。
愛想が悪いのは変わらない。
「久しぶりだな」
「そうね」
ラグナシアとベル子が挨拶をしているのは、よく食堂で見かける。というより「挨拶はしたわよ」のような顔でこちらをじっと見るので、手を上げるとそのまま友人のところへ向かう、といった会話のない交流(?)は続けていた。
「で、二人のボトルはお互いのものだったのか?」
かなり緊張しながら聞いてみる。
「そんな偶然、そうそうねーよ」
「違うのか!?」
「なんでそこで驚くんだ……。ここで拾ったボトルがラグナシアのだったんだよ」
「私のボトルは昨年ここにあったのよ。拾った人から聞いたの。今年もここに飛ぶ可能性が高いと思ったから、誰か来るのを待ってたってわけ」
なに!?
ということは来年も運営サイド――生徒会長のところに俺たちのは飛ぶ可能性が高いのか!?
「で、実際にラグナシアにはこのボトルが開けられなかった。つまり自分のだったわけだ。ボトルと持ち主がセットで待ち構えていて、ラッキーだったぜ」
そうなんだよな……自分のは一度入れたら開けられない。虹色の光で染まっているし、自分のボトルかどうかは開けてみようとするしかない。
「それなら、ラグナシアの持ってるボトルは誰のなんだ?」
「猫よ。トラって名前らしいわね」
「トラぁ!?」
「あの子なら目立つからすぐ見つかるでしょう。それなら、まずはそっちは放っておいて、自分のボトルと一緒に誰かを待っていようかと思ったのよ」
ラグナシアが「ネコにゃん」と書かれたメモ用紙をひらひらとさせた。中に入っている宝物は猫の手形スタンプ!? なんで生徒扱いになっているんだ。
「で、せっかくだしリュークからあの猫の話を聞いていたの。噂にはなっていたから、私も気になっていたしね。あの時は、しゃべる姿は見られなかったし」
ラグナシアがトラに興味……やはり、女子は動物が好きなんだな。そういえば、パトロール隊の部屋に乗り込んで来た時は、ラグナシアが帰ってからトラはしゃべりだしていた。