仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
「厚塗りし過ぎたかしら」
頬に手を添えておどける。蛍は、そのすぐあとからドアをくぐった修吾を見て目を丸くした。
「えっと、こちらは誌史のお連れさん? 誌史とふたり?」
まさかそんなはずは……という色が目に見え隠れする。里依紗と夏生の三人でたまに来るが、これまで男性とふたりきりというのは初めてだからだ。
「じつはお父さんとお母さんに紹介したくて……」
そんな言葉自体初めて。もじもじしながら言うと、修吾がすっと誌史の隣に立った。
「初めまして、神谷修吾と申します。急に伺ってしまい、ご迷惑でなければ幸いです」
すかさず名刺を差し出す。
「まあ! 外務省にお勤めなの? ちょっとお父さーん!」
蛍はカウンターの奥にいる京志郎に向かって声を張り上げた。
頬に手を添えておどける。蛍は、そのすぐあとからドアをくぐった修吾を見て目を丸くした。
「えっと、こちらは誌史のお連れさん? 誌史とふたり?」
まさかそんなはずは……という色が目に見え隠れする。里依紗と夏生の三人でたまに来るが、これまで男性とふたりきりというのは初めてだからだ。
「じつはお父さんとお母さんに紹介したくて……」
そんな言葉自体初めて。もじもじしながら言うと、修吾がすっと誌史の隣に立った。
「初めまして、神谷修吾と申します。急に伺ってしまい、ご迷惑でなければ幸いです」
すかさず名刺を差し出す。
「まあ! 外務省にお勤めなの? ちょっとお父さーん!」
蛍はカウンターの奥にいる京志郎に向かって声を張り上げた。