仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
修吾も深々と頭を下げた。
「誌史さんを大切にします」
その真摯な言葉に蛍が嬉しそうに手を叩く。
いっぽうの誌史は、修吾の思いがけない真剣な態度に先ほどから鼓動が乱れっぱなしだった。
(大切にしますって……!)
まるで結婚の許しを請うみたいだ。
「はい決まり! じゃあふたりの門出に、今日は特別に鯛の塩焼きをつけちゃうわ」
「お母さんってば恥ずかしいからやめて」
誌史は赤面しながら修吾の向かいの席に移動する。店内のお客さんたちの注目の的になってしまい居心地が悪い。
(もう、ほんとに勘弁して……)
詩史が小さく背中を丸めたそのとき、店の引き戸が開き、お客が入ってきた。
「あれ、誌史ちゃんじゃないか」
夏生の声がして、誌史はびくりと振り返る。
「誌史さんを大切にします」
その真摯な言葉に蛍が嬉しそうに手を叩く。
いっぽうの誌史は、修吾の思いがけない真剣な態度に先ほどから鼓動が乱れっぱなしだった。
(大切にしますって……!)
まるで結婚の許しを請うみたいだ。
「はい決まり! じゃあふたりの門出に、今日は特別に鯛の塩焼きをつけちゃうわ」
「お母さんってば恥ずかしいからやめて」
誌史は赤面しながら修吾の向かいの席に移動する。店内のお客さんたちの注目の的になってしまい居心地が悪い。
(もう、ほんとに勘弁して……)
詩史が小さく背中を丸めたそのとき、店の引き戸が開き、お客が入ってきた。
「あれ、誌史ちゃんじゃないか」
夏生の声がして、誌史はびくりと振り返る。