仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
普段からよく三人で一緒に食事はするものの、そこに修吾が加わわり、なんとも不思議な感じがする。
夏生は誌史の隣へ、里依紗は修吾の隣へ腰を下ろすと、蛍はふたりにお茶とお通しを運んできた。
「はい、どうぞ。鶏ささみの梅ぽん酢和えです」
「ありがとうございます。注文してもいいですか?」
メニューを開き、夏生と里依紗が料理と冷酒を選ぶ。蛍が去ると、里依紗は小声で囁いてきた。
「ご両親にまで神谷さんを紹介したの?」
本物の婚約者じゃないのにと言いたいのだろう。
まさにその通りではあるが、同居するとなれば黙っているわけにはいかない。
「……はい」
「神谷さん、婚約者のふりをするためにしては、ちょっとやりすぎじゃないですか?」
問い詰める夏生に、里依紗も同意したように深くうなずく。
「ご心配には及びません。しっかり考えたうえで行動していますから」
怯まずに答える修吾の冷静な態度に安堵するが、どことなく空気がぴりっとして気が気でない。
夏生は誌史の隣へ、里依紗は修吾の隣へ腰を下ろすと、蛍はふたりにお茶とお通しを運んできた。
「はい、どうぞ。鶏ささみの梅ぽん酢和えです」
「ありがとうございます。注文してもいいですか?」
メニューを開き、夏生と里依紗が料理と冷酒を選ぶ。蛍が去ると、里依紗は小声で囁いてきた。
「ご両親にまで神谷さんを紹介したの?」
本物の婚約者じゃないのにと言いたいのだろう。
まさにその通りではあるが、同居するとなれば黙っているわけにはいかない。
「……はい」
「神谷さん、婚約者のふりをするためにしては、ちょっとやりすぎじゃないですか?」
問い詰める夏生に、里依紗も同意したように深くうなずく。
「ご心配には及びません。しっかり考えたうえで行動していますから」
怯まずに答える修吾の冷静な態度に安堵するが、どことなく空気がぴりっとして気が気でない。