仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
テラス席には色とりどりのクッションが置かれたラタンの椅子が並び、丸テーブルの上には小さな花瓶に活けられたミモザが春の訪れを告げている。
「ここだったな」
修吾の呟きに誌史がうなずく。
「修吾さんに声をかけてもらったとき、心からホッとしました」
誌史が目を細めると、修吾が懐かしそうに笑う。
あのときの修吾の落ち着いた声が、誌史をどれだけ勇気づけたことか。
誌史たちはテラス席に腰を下ろした。ラタンの椅子も丸テーブルもあの日と同じだが、今は互いの手がテーブルの下でそっと触れ合っている。
ウエイターがメニューを持ってくると、修吾は迷わずカフェオレを注文した。
「ブラックじゃなくていいんですか?」
修吾は普段、カフェオレは飲まない。
「今日は誌史に合わせるよ」
「ここだったな」
修吾の呟きに誌史がうなずく。
「修吾さんに声をかけてもらったとき、心からホッとしました」
誌史が目を細めると、修吾が懐かしそうに笑う。
あのときの修吾の落ち着いた声が、誌史をどれだけ勇気づけたことか。
誌史たちはテラス席に腰を下ろした。ラタンの椅子も丸テーブルもあの日と同じだが、今は互いの手がテーブルの下でそっと触れ合っている。
ウエイターがメニューを持ってくると、修吾は迷わずカフェオレを注文した。
「ブラックじゃなくていいんですか?」
修吾は普段、カフェオレは飲まない。
「今日は誌史に合わせるよ」