仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
(それって……)
「これから先もずっと一緒にいよう」
修吾が箱を開けると、朝の光を受けてきらりと輝くひと粒ダイヤのリングが現れた。
「誌史、俺と結婚してほしい」
思いがけないプロポーズだった。誌史の胸の奥から、熱いものが込み上げてくる。
言葉が通じず涙ぐんだときも、ホテルで途方に暮れたときも、仕事でミスを続けて落ち込んだときも、修吾はいつもそばで支えてくれた。
いつだって修吾の存在が、誌史の心を強くしてくれたのだ。
「……嬉しいです」
声が震えそうになるのを堪えながら応えた。
「はい。一生そばにいさせてください」
修吾は指輪を取り出し、誌史の左手の薬指にそっとはめた。
引き寄せられるようにして唇が触れ合ったタイミングで、ノートルダム大聖堂の鐘の音が遠くから響く。セーヌの水面がきらめき、まるで世界がふたりを祝福しているようだった。
偶然ではなく、必然的に出会ったふたりの未来。パリの空の下で交わされた約束は、これからの日々を照らす光になる。
誌史は修吾と再び手をつないで歩きだした。エッフェル塔のほうへ、ゆっくりと。古い石畳を踏みしめながら、物語の続きを自分たちの足で紡いでいくために。
「これから先もずっと一緒にいよう」
修吾が箱を開けると、朝の光を受けてきらりと輝くひと粒ダイヤのリングが現れた。
「誌史、俺と結婚してほしい」
思いがけないプロポーズだった。誌史の胸の奥から、熱いものが込み上げてくる。
言葉が通じず涙ぐんだときも、ホテルで途方に暮れたときも、仕事でミスを続けて落ち込んだときも、修吾はいつもそばで支えてくれた。
いつだって修吾の存在が、誌史の心を強くしてくれたのだ。
「……嬉しいです」
声が震えそうになるのを堪えながら応えた。
「はい。一生そばにいさせてください」
修吾は指輪を取り出し、誌史の左手の薬指にそっとはめた。
引き寄せられるようにして唇が触れ合ったタイミングで、ノートルダム大聖堂の鐘の音が遠くから響く。セーヌの水面がきらめき、まるで世界がふたりを祝福しているようだった。
偶然ではなく、必然的に出会ったふたりの未来。パリの空の下で交わされた約束は、これからの日々を照らす光になる。
誌史は修吾と再び手をつないで歩きだした。エッフェル塔のほうへ、ゆっくりと。古い石畳を踏みしめながら、物語の続きを自分たちの足で紡いでいくために。