仮面フィアンセ〜憧れの外交官からの執着愛に今にも陥落しそうです
「今夜はそこでふたりきりでお祝いしよう」
誌史は思わず頬を赤らめた。
ふたりきりでお祝い。その言葉の響きに胸の奥がカーッと熱くなる。
「……はい」
小さく返事をすると、修吾はゆっくりと微笑んだ。
その笑顔は誌史のすべてを包み込んでしまうような、やさしくてあたたかい反面、胸を高鳴らせるほど熱いものだった。
信号が青に変わり、車は静かに走り出す。
誌史は窓の外に目をやりながら、ふと視線を横に移した。
運転席の修吾は前を見ながらも、目元をほころばせている。その横顔に誌史はそっと笑みを返した。
言葉にしなくても伝わるものがある。今日、彼の家族に会ってたしかに感じた。この人のそばにいれば、きっと大丈夫だと。
車内には静かな音楽と、熱を孕んだ空気が流れる。
今夜はふたりだけの〝おめでとう〟を。その先に続く未来を、少しずつふたりで描いていくために——。
END
誌史は思わず頬を赤らめた。
ふたりきりでお祝い。その言葉の響きに胸の奥がカーッと熱くなる。
「……はい」
小さく返事をすると、修吾はゆっくりと微笑んだ。
その笑顔は誌史のすべてを包み込んでしまうような、やさしくてあたたかい反面、胸を高鳴らせるほど熱いものだった。
信号が青に変わり、車は静かに走り出す。
誌史は窓の外に目をやりながら、ふと視線を横に移した。
運転席の修吾は前を見ながらも、目元をほころばせている。その横顔に誌史はそっと笑みを返した。
言葉にしなくても伝わるものがある。今日、彼の家族に会ってたしかに感じた。この人のそばにいれば、きっと大丈夫だと。
車内には静かな音楽と、熱を孕んだ空気が流れる。
今夜はふたりだけの〝おめでとう〟を。その先に続く未来を、少しずつふたりで描いていくために——。
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