御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
「少し休むか?」
「でも、ふたりにご飯を食べさせないと」
「俺がやるよ」
さすがにそれは申し訳ない。
体力は限界だけれど、なんとか体を動かし、充輝と晴輝にご飯を食べさせてからお風呂に入れて、寝かしつけをして。そのあとなら休めるから……。
「大丈夫だ。俺に任せろ」
「きゃっ」
突然体が浮いたと思ったら、洸星さんが私の背中と膝裏に手を回し、横向きに抱え上げた。
「こ、洸星さん!?」
突然のお姫様抱っこに戸惑う。彼は私を抱え上げたままキッチンを出るとリビングに向かった。
「寝室は隣の部屋か?」
「はい」
扉を開けると、朝起きた状態のまま三人分の布団が敷いてある。洸星さんはそこに私をゆっくりと下ろした。
「しばらく休んでいろ。あとは俺がやる」
「すみません。ありがとうございます」
ここまでされてしまえばキッチンに戻るわけにはいかない。
「お鍋の中にシチューが入っているので温めて出してください。あとは炊飯器にお米があります。お皿は棚の中にあります。たくさん作ったので洸星さんも食べてください」