御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす

 対象商品のお菓子についているポイントを集めて応募すると抽選で都内のショッピングセンターで行われるキャラクターショーの観覧チケットが当たるというものだ。

 当選通知がこなかったので、残念ながら私は外れてしまった。子供に人気のアニメなのでおそらく倍率も高かったのだろう。


「当選したなんて、洸星さんすごいですね」

「いや、ちょっとコネを使わせてもらった」

「えっ」


 どうやら応募したわけではいらしい。いったいどんなコネがあったのだろう。

 きょとんとしている私に気づいたのか洸星さんが教えてくれる。


「ショーが開催されるショッピングセンターの社長が大学時代の後輩なんだ。そいつがイベント会社に頼んでくれて、直接チケットを手に入れることができた」

「そうだったんですね」


 さすが洸星さん。ショッピングセンターの社長と知り合いだなんて人脈が広い。


「よかったら今度一緒に行かないか」

「はい。充輝と晴輝がよろこぶと思います」


 ふたりともこのキャラクターショーのことは知っていて、応募したけれど外れてしまったと報告したときはとてもがっかりしていた。

 洸星さんのおかげで見に行けるようになり、よろこぶふたりの姿が想像できる。


< 125 / 162 >

この作品をシェア

pagetop