御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
「ま、でも有紗に話しかけるきっかけをくれたあの男には感謝しないといけないな」
しつこく話しかけてきた外国人の男性から助けてもらったのをきっかけに、あのあと私は洸星さんとお酒を飲むことになった。
飲み過ぎて寝てしまい彼のマンションで介抱してもらい、彼氏に浮気をされたことや仕事で失敗したことをそのときに打ち明けた。
そして、もう消えてしまいたいと自暴自棄になっていた私の心を一瞬でときめかすほど素敵な言葉を洸星さんはくれた。
「この場所で洸星さんに会えてよかったです」
もしもあのままひとりで飲んでいたら……。
私はきっとどん底まで落ちていたかもしれない。嫌な気分を忘れたかったのにできなくて、どんどん暗い方へ思考が進んでいたと思う。
「あのときの私は自分に自信をなくしていたので、こんな私のことをしっかりと見てくれていた人がいたことがとてもうれしかったです」
そのおかげで立ち直ることができた。それに、洸星さんという素敵な恋人も……。
「あの頃も今も。俺はいつも有紗を見てる。好きだから当然だ」
彼の言葉に大きく包み込むような深い愛を感じ、ぽかぽかと心が温かくなる。
「それに、充輝と晴輝も有紗をよく見てるよ」
突然飛び出たふたりの名前にきょとんと目を丸くする。