御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
「公園で東雲美貴と会ったことを俺に電話で伝えてきたときにふたりが言っていた。ママが泣きそうな顔をしていたから助けてあげてと」
「えっ」
充輝と晴輝がそんなことを?
私の変化に気付いて、洸星さんに伝えていたなんて……。
「ふたりとも有紗のことが大好きなんだな」
洸星さんの言葉に私は微かな笑みを浮かべる。
「充輝と晴輝にとって大切なママである有紗を今日は俺が独り占めしていて怒られそうだ」
洸星さんは冗談ぽくそう言うと、私の手にそっと自身の手を重ねる。そのまま包み込むようにぎゅっと握られ、胸がドキッと高鳴った。
「今夜は俺だけのきみになってくれないか」
熱い視線に射止められ、全身が沸騰したかのように熱を持つ。
再会してから初めてふたりだけで過ごす夜。お互いの気持ちが通じ合った今、同じ部屋で一晩過ごしてなにも起こらないはずはない。
これからのことを想像すると胸がドキドキとうるさく鳴り出す。
恥ずかしさから洸星さんの言葉に返事ができず、赤くなる顔を隠すように私はそっと俯いた。
けれど、そんな私の反応で洸星さんは満足したらしい。
「了解と受け取った」
そう言って彼は上機嫌に微笑んだ。