御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
けれど、なぜ一緒に暮らすことになったのかはまだ伝えていない。
洸星さんと話し合い、新生活が始まる今日、充輝と晴輝に真実を伝えることになっている。
「充輝、晴輝」
子ども部屋に向かって声をかけると、遊ぶ手を止めたふたりがこちらを振り向く。
「お話があるんだけど、こっちに来られるかな」
そう言うと、ふたりは「なに?」と駆け寄ってきた。
ふたりの目線に合うよう床に膝をつけ、右手で充輝の手を、左手で晴輝の手を優しく握った。
「ふたりにとても大事な話があるの」
心臓がどくどくと大きく脈を打つのがわかる。
ふたりはどんな反応をするだろう。
「ママが寝る前にいつもお話していることあるよね」
「あるよ」
晴輝が大きな声で言う。
「パパはとおくにいておうちはいっしょじゃないけど、なまえにおなじのがあるから、こころはいつもつながっている」
「そうだね」
私は微笑んで頷いた。
「充輝と晴輝には光っていう漢字が入ってるの」
平仮名も片仮名も読めないふたりに漢字の話はまだ難しいかもしれない。