御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす


「またいきたいね」


 充輝が言うと、「はるくんも」と晴輝が頷いた。

 保育園で友達が自然公園に行ったと聞いて充輝は自分も行きたくなったのだろう。


「そうだね、また行きたいね」


 そういえば遠くに遊びに出かけたのは五月の自然公園が最後だった気がする。


「いついく?」


 充輝に尋ねられ、「また今度かな」と曖昧に答えれば「つぎのおやすみね」と晴輝が続ける。


「次のお休みの日は難しいかな」


 私ひとりで三歳のふたりを連れて大きな自然公園へ行くのは少し厳しい。

 そういう場所へ行くときは両親か妹に一緒に来てもらうけれど、彼らの予定もあるのでいきなり次の休みは難しいだろう。

 後部座席で充輝と晴輝が声を揃えて「いきたーいいきたーい」と叫ぶ。

 洸星さんにも迷惑をかけてしまうと思い、私は慌てて後部座席に顔を向けた。


「ごめんね。次のお休みは行けないけど、また今度行こう。約束」


 そう言って、小指を差し出す。

 大人しくしなった充輝と晴輝は少し不満が残りながらもそれぞれ小指を差し出した。


「ぜったいね、ママ」

「やくそくだよ」

「うん。約束ね」


 距離があるので小指を絡めることはできないため、小指を出した方の手を二回ほど揺らした。


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