御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす

 晴輝は人見知りをしない性格なので、入園ゲートから動物広場まで歩いている間に洸星さんにすっかり懐いた。

 だから晴輝のことは洸星さんに任せて大丈夫だろう。


「みっくんも動物さんにごはんあげる?」

「うん」


 一方の充輝は私としっかり手を繋ぎ、マイペースに動物広場を楽しんでいる。

 充輝と一緒にヤギに餌をあげていると、しばらくしてから晴輝と洸星さんが来たので、みんなで触れ合いコーナーへと移動した。


「モルモットかわいいね、みっくん」

「いいこ、いいこ」 


 私の膝の上に乗せたモルモットを隣に座る充輝が小さな手で撫でる。しばらくするとすっと立ち上がった。


「うさぎさんのとこいくね」


 充輝はそう言うと、少し離れた場所で洸星さんと一緒にうさぎを触っている晴輝のところへ走っていった。

 三人でうさぎを撫でている姿をぼんやりと眺める。

 洸星さんがなにかを呟いたのか、充輝と晴輝が笑って答えている。そんな仲睦まじい様子に自然と顔がほころんだ。

 ああしていると本当の親子みたい……。

 ふとそう思って、ハッと気づく。

 充輝と晴輝にはまだ伝えていないけれど彼らの父親は洸星さん。三人は紛れもなく親子だ。


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