御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
四年前、もしも私が東雲美貴さんの嘘に騙されず、洸星さんに相談していれば、私と洸星さんは別れずにすんだのかもしれない。
そして、私のお腹に宿ったふたつの命をふたりで喜び、一緒に子育てをしていたはずだ。
私のせいで、充輝と晴輝から父親を奪ってしまった。その事実に胸の奥がきゅっとつままれたように苦しくなる。
「ママもきてー!」
晴輝が私を呼ぶ声が聞こえてハッと我に返った。
どんなに過去を悔やんでも、もう戻れないのだから仕方がない。それよりも今この瞬間を大切にしなければ。
「今行くね」
晴輝に返事をしてから膝の上のモルモットをそっと置く。立ち上がり、晴輝たちのもとへ向かった。