御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす

 動物広場を楽しんだあとはピクニックエリアに移動してお昼を食べることにした。

 前回自然公園に来たときにお弁当をみんなで食べたのが充輝と晴輝は楽しかったらしく、今日もお弁当が食べたいと言うので早起きをして作ってきた。

 レジャーシートの上に座り、お弁当を広げる。


「サンドイッチだ」

「おいしそー」


 充輝と晴輝がお弁当箱を覗き込む。

 今日はサンドイッチを作ってきた。

 定番のたまごサンドや、ハムレタスサンド、ツナサンド、照り焼きチキンサンド、ポテトサラダサンドなど、充輝と晴輝が好きな具材を中心に前日の夜から仕込み今朝も早起きしてお弁当箱に詰めてきた。

 いただきますの挨拶をしてから食べ始める。充輝はたまごサンドを、晴輝は照り焼きチキンサンドを手に取った。大きな口で頬張る姿がかわいらしい。

「美味しい?」と尋ねると、「おいしいよ」とふたりの返事が戻ってきた。


「洸星さんもどうぞ」


 彼にもサンドイッチを勧める。たくさん作ってきたので、彼にも食べてもらいたい。


「それじゃ遠慮なく」


 洸星さんは迷うことなくポテトサラダサンドを手に取った。すぐに口には入れず、しばらく見つめたあとで「懐かしいな」と呟く。


「覚えていてくれたんですね」

「もちろん」


 洸星さんはポテトサラダサンドを口に入れた。


< 81 / 162 >

この作品をシェア

pagetop