御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
それから三日ほどが経ち、車を姉に返す前に洗車をして車内を軽く掃除していたところ、後部座席のシートの下に転がっているキーホルダーを見つけた。
充輝と晴輝の好きなアニメのキャラクターで、俺の記憶が正しければこのキャラクターは晴輝が背負っていたリュックに付いていたはず。
届けようと思い有紗に連絡したところ、どうやら充輝と晴輝が風邪を引いたようで、移すといけないから来ない方がいいと言われた。
俺は別に構わないが、看病で忙しくしているところを尋ねるのは返って迷惑になると思い、充輝と晴輝の回復を待ってから訪ねることにした。
そしておととい、ふたりとも元気になったと有紗から連絡があったのでさっそく今日、晴輝の忘れものを届けに有紗たちの暮らすアパートへ行くことにした。もちろん有紗には連絡済みだ。
普段よりも早く会社を出た俺は地下駐車場へ向かい車に乗り込む。
有紗の暮らす隣県までは高速を使って三十分ほどだが、渋滞もあり到着までに一時間は掛かってしまった。