エリート弁護士は秘密の双子ごと、妻を寵愛する
 ――翌日。
 大門寺さんと澄花が約束したとおり、私達家族と誠くんの5人はリビングで円を描くように座って7並べに興じていた。

「昨日ね! 先生がパパのこと、褒めてくれたの!」
「へー。どんなふうに?」
「かっこいいパパで、よかったねって! りょうか、すっごく嬉しかった!」

 涼花は大門寺さんが手にしたトランプの束など目もくれず、どうでもよさそうに相槌を打つ誠くんに満面の笑みを浮かべた。
 しかし、その表情は一瞬で曇る。
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