エリート弁護士は秘密の双子ごと、妻を寵愛する
 偶然の出会いから始まって勘違いから終わりを告げた私達の関係は、長い冷却期間を終えて再び結びついた。

 このまま家族みんなで穏やかな生活を続けるのは、簡単なことではないだろう。
 いくら気をつけていたって正反対な性格をしている双子はすぐに喧嘩をするし、不安に駆られて絶対にあり得ない勘違いをしてしまうことだってあるかもしれない。

 たとえ、そうだとしても――。
 失敗を恐れていては、一歩を踏み出すことすら困難になる。
 それがよくわかっているからこそ、私達は後ろを振り向かずに、家族4人で未来に向かって歩いていく。

「パパ。ママ……」
「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい」

 夫婦揃って肩を並べ、子どもを見送る。
 私は「こんな生活がいつまでも続きますように」と願いながら、これからも彼の妻として生きていく――。
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