エリート弁護士は秘密の双子ごと、妻を寵愛する
「僕を自宅に招き入れるのが、どんな意味をもたらすのか……。君は理解しているのか」
「はい……! 大門寺さんだから、もっとずっと……っ。一緒にいたい。そう、思うので……」
「わかった」

 大門寺さんは私から繋いだ指先を再び絡めると、オートロックを解除してエレベーターに乗り込む。
 そうして私の住む部屋までやってきた。

 ――どうしよう。
 勢いで招き入れてしまったけど、全然掃除をしてない……!

 大好きな人を玄関に招き入れ、ようやく事の重要さに気づく。
 私はあわあわと視線をさまよわせながら、少しだけ待ってもらえないかと彼を呼び止めた。

「ま、待ってください……! そ、掃除……!」
「多少汚れていても、気にならない」
「ん……っ」
「今は澄花を、余す所なく味わいたい」
「だ、大門寺さ……っ!」

 弁護士さんは逃げようとする私の唇にキスの雨を降らせる。
 両手の指先をしっかりと絡め取ると、首筋から耳元、胸元へとどんどんと下に向かって移動していく。

 ――大門寺さんに、食べられちゃう……!

 唇からは甘い声が漏れ、全身が熱を帯びる。
 恥ずかしくて、今すぐに消えたくて仕方なかった。
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