すべてを失ったはずが、一途なパイロットに秘密のベビーごと底なしの愛で囲い込まれました
時間が迫りホテルを後にして、拓真さんと約束している都心のレストランへ向かう。光太は明日の夜まで預かってもらえるから、それまで彼とふたりきりで過ごすことになる。予定が決まったときからドキドキして、どんな時間になるのか大きな期待と少しの怖さが入り混じっている。はやる気持ちを押さえながら、目的のお店を目指した。
約束よりも少し早く到着し、案内された個室で彼を待つ。
ここは何カ月も先の予約埋まっているほどの人気店で、拓真さんはたまたまキャンセルが出たタイミングだったから席を取ることができたと話していた。私も名前は知っているお店で、楽しみにしている。
拓真さんはフライトを終えてそのままここに来るため、時間通りにとはいかないかもしれない。そう思ってスマホを取り出すと、約束から十分過ぎていると示していた。
気分転換に、スマホをいじる。
明日は一日晴れるようで、光太たちも屋外で楽しく過ごせそうだ。
そう思っていたとこに、叔母から光太が食事をしている動画が送られてきた。エプロンをしてセルジオの隣に座り、フォークを手に奮闘している様子がかわいらしい。
気づけば三十分ほどが経過していた。拓真さんからの連絡は入っていない。
「なにか、あったのかな……」
時間が経つにつれて、ふたりきりでいられるというときめきよりも不安な気持ちが大きくなっていく。拓真さんにメッセージを送ってみたが、待っても返事はない。
あと十分。もう少しだけ……と、心の中で言い訳しながら席にとどまり続ける。様子を見に来たお店のスタッフには事情を打ち明けて、予約から一時間が経ったら帰る旨を伝えた。
約束よりも少し早く到着し、案内された個室で彼を待つ。
ここは何カ月も先の予約埋まっているほどの人気店で、拓真さんはたまたまキャンセルが出たタイミングだったから席を取ることができたと話していた。私も名前は知っているお店で、楽しみにしている。
拓真さんはフライトを終えてそのままここに来るため、時間通りにとはいかないかもしれない。そう思ってスマホを取り出すと、約束から十分過ぎていると示していた。
気分転換に、スマホをいじる。
明日は一日晴れるようで、光太たちも屋外で楽しく過ごせそうだ。
そう思っていたとこに、叔母から光太が食事をしている動画が送られてきた。エプロンをしてセルジオの隣に座り、フォークを手に奮闘している様子がかわいらしい。
気づけば三十分ほどが経過していた。拓真さんからの連絡は入っていない。
「なにか、あったのかな……」
時間が経つにつれて、ふたりきりでいられるというときめきよりも不安な気持ちが大きくなっていく。拓真さんにメッセージを送ってみたが、待っても返事はない。
あと十分。もう少しだけ……と、心の中で言い訳しながら席にとどまり続ける。様子を見に来たお店のスタッフには事情を打ち明けて、予約から一時間が経ったら帰る旨を伝えた。