すべてを失ったはずが、一途なパイロットに秘密のベビーごと底なしの愛で囲い込まれました
「ん……」
額になにかが触れたのを感じて身をよじる。そのせいでバランスを崩した体を、誰かが支えてくれた。
「……あれ?」
薄らと目を開けたところ、あまりの眩しさに眉間にしわが寄る。
人の気配を感じて、パッと体を起こした。
「……拓真、さん……?」
「こんなところで寝ていると、調子が悪くなるよ」
素早く周囲を見回す。私がいたのは、リビングのソファーだ。
すでに日付が変わっているのを確認して、彼に視線を戻した。
「拓真さん……」
機体トラブルを起こしたニュースをようやく思い出す。途端に涙が頬を伝い、たまらず彼に抱きついた。
「よかった。無事で、本当によかった」
「ごめんな。約束もすっぽかしてしまったし、ずいぶん心配をかけた」
そんなことはどうでもいいと、必死で首を横に振る。
「連絡も入れられなくて」
無事だとわかったのだから大丈夫だと、彼を抱きしめる腕に力を込めた。
「なんとか今日中に帰ってこられた。早く、悠里の顔が見たくて」
彼に促されて、胸もとからそろりと顔を上げる。
「ただいま、悠里」
「おかえり、なさい」
涙で声が震えてしまう。
私を見下ろす拓真さんは困ったように眉を下げて、それから額に口づけた。
「飛行中にトラブルに見舞われて、真っ先に浮かんだのが悠里と光太の顔だった。ふたりのもとへ帰るために、なんとしても無事に着陸させてみせると」
言葉を返せなくて、うんうんとうなずく。
「愛してる、悠里」
口づけられて、そっと瞼を閉じる。
まるで私の存在を確かめるように、彼は軽い口づけを何度も繰り返した。
「んん……」
熱い舌が、口内に差し込まれる。私を抱きしめる腕は優しいのに、彼の舌はどこか早急に暴いていく。
頭の中がぼんやりとして、ただひたすら拓真さんに近づきたいと自分からも舌を絡ませた。
額になにかが触れたのを感じて身をよじる。そのせいでバランスを崩した体を、誰かが支えてくれた。
「……あれ?」
薄らと目を開けたところ、あまりの眩しさに眉間にしわが寄る。
人の気配を感じて、パッと体を起こした。
「……拓真、さん……?」
「こんなところで寝ていると、調子が悪くなるよ」
素早く周囲を見回す。私がいたのは、リビングのソファーだ。
すでに日付が変わっているのを確認して、彼に視線を戻した。
「拓真さん……」
機体トラブルを起こしたニュースをようやく思い出す。途端に涙が頬を伝い、たまらず彼に抱きついた。
「よかった。無事で、本当によかった」
「ごめんな。約束もすっぽかしてしまったし、ずいぶん心配をかけた」
そんなことはどうでもいいと、必死で首を横に振る。
「連絡も入れられなくて」
無事だとわかったのだから大丈夫だと、彼を抱きしめる腕に力を込めた。
「なんとか今日中に帰ってこられた。早く、悠里の顔が見たくて」
彼に促されて、胸もとからそろりと顔を上げる。
「ただいま、悠里」
「おかえり、なさい」
涙で声が震えてしまう。
私を見下ろす拓真さんは困ったように眉を下げて、それから額に口づけた。
「飛行中にトラブルに見舞われて、真っ先に浮かんだのが悠里と光太の顔だった。ふたりのもとへ帰るために、なんとしても無事に着陸させてみせると」
言葉を返せなくて、うんうんとうなずく。
「愛してる、悠里」
口づけられて、そっと瞼を閉じる。
まるで私の存在を確かめるように、彼は軽い口づけを何度も繰り返した。
「んん……」
熱い舌が、口内に差し込まれる。私を抱きしめる腕は優しいのに、彼の舌はどこか早急に暴いていく。
頭の中がぼんやりとして、ただひたすら拓真さんに近づきたいと自分からも舌を絡ませた。