すべてを失ったはずが、一途なパイロットに秘密のベビーごと底なしの愛で囲い込まれました
「いい?」

 私が彼を拒むはずがない。自ら彼に腕を伸ばして彼を迎える。
 熱い昂りを感じ、緊張で身を強張らせる。すると拓真さんは甘やかすように何度も優しい口づけを落として、私を安心させてくれた。

 ゆっくりと体の内側を支配されていく。久しぶりの感覚に身構えてしまうが、早くひとつになりたいと急いてもいる。

「はあ」

 体の奥深くでつながり合い、拓真さんが熱い吐息を漏らす。それから体を倒して、優しく抱きしめてくれた。
 速い鼓動はどちらのものだろうか。汗ばんだ肌が触れ合っているだけでも心地よくて、彼の胸もとに頬を擦り寄せた。

 しばらくして、わずかに体を起こした拓真さんがゆっくりと動き始める。同時に胸もとを愛撫され、次々と押し寄せる快楽の波に体を震わせた。

 彼はたまに眉間にしわを寄せて耐えるようにしながら、少しずつスピードを上げていく。
 過ぎた快感は苦しいほどなのに、拓真さんがここにいると感じさせてくれる。

 彼の無事を、信じていなかったわけじゃない。
 けれど絶対はないのだから、一緒にいる一分一秒を無駄にしたくないと、必死についついていく。

 行為はますます激しさを増し、甘い嬌声が止まらない。彼がそれほどまでに私を求めてくれているのだと思うとうれしくて、自ら足を絡ませた。

「拓真、さん。もう……」

 絶頂の予感に、限界だと訴える。
 軽く口づけた拓真さんは、体を倒してその大きな胸もとに私をすっぽりと抱き込んだ。

 最奥を大きく突き上げられて、目の前が真っ白になる。体は歓喜に震え、彼の背に回していた手は無意識のうちに爪を立てていた。

 さらに責められて。下腹部に蓄積された快感が一気に弾ける。

 ぐっと身を縮こませた私を、彼はなおも追い立てた。

「愛してる、悠里」

 まもなくして、拓真さんは私を強く抱き込みながら動きを止めた。
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