すべてを失ったはずが、一途なパイロットに秘密のベビーごと底なしの愛で囲い込まれました
指とは比べ物にならない感覚に体が強張る。
思わずひゅっと息をのむと、彼が口づけてくれる。その間にも、奥へ奥へと体の内側が暴かれていった。
無理やりこじ開けていくような苦痛に、息を詰める。
「うっ……」
初めての痛みに、こらえきれなかったうめき声が漏れてしまう。
「すまない」
薄らと目を開ける。謝った彼の方こそ辛そうな顔をしており、胸が切なくなる。無意識のうちに腕を伸ばし、彼の頬に触れていた。
ふっと表情を緩めた柴崎さんが、私の手に自身の手を重ねる。それから目を閉じて頬をすり寄せてきた。
甘えるような仕草に、彼への愛しさが膨れ上がる。
けれど……と、再び瞼を閉じた。
曖昧な関係で「好き」だなんて言えない。打ち明ければ彼を困らせてしまうと、かすかに残る理性でなんとか踏みとどまる。
この行為は、突発的な事故のようなもの。だって最初は、お互いにそんなつもりなんてなかったのだから。
偶然重なったシチュエーションに煽られた結果で、どちらが悪いわけでもない。
雰囲気に流されただけだというのに、そう思うのは少し苦しい。だから私は、好きな人に触れられる幸福だけを感じていたい。
「はあ」
彼が息を吐き出す。
そっと瞼を開けると、目が合った途端に微笑んだ柴崎さんは、そのまま体を倒して私を抱きしめた。
ふたりの間にわずかな隙間もなく、ひとつになれたのだと実感する。シーツを手放して、思うままに彼の背に腕を回した。
思わずひゅっと息をのむと、彼が口づけてくれる。その間にも、奥へ奥へと体の内側が暴かれていった。
無理やりこじ開けていくような苦痛に、息を詰める。
「うっ……」
初めての痛みに、こらえきれなかったうめき声が漏れてしまう。
「すまない」
薄らと目を開ける。謝った彼の方こそ辛そうな顔をしており、胸が切なくなる。無意識のうちに腕を伸ばし、彼の頬に触れていた。
ふっと表情を緩めた柴崎さんが、私の手に自身の手を重ねる。それから目を閉じて頬をすり寄せてきた。
甘えるような仕草に、彼への愛しさが膨れ上がる。
けれど……と、再び瞼を閉じた。
曖昧な関係で「好き」だなんて言えない。打ち明ければ彼を困らせてしまうと、かすかに残る理性でなんとか踏みとどまる。
この行為は、突発的な事故のようなもの。だって最初は、お互いにそんなつもりなんてなかったのだから。
偶然重なったシチュエーションに煽られた結果で、どちらが悪いわけでもない。
雰囲気に流されただけだというのに、そう思うのは少し苦しい。だから私は、好きな人に触れられる幸福だけを感じていたい。
「はあ」
彼が息を吐き出す。
そっと瞼を開けると、目が合った途端に微笑んだ柴崎さんは、そのまま体を倒して私を抱きしめた。
ふたりの間にわずかな隙間もなく、ひとつになれたのだと実感する。シーツを手放して、思うままに彼の背に腕を回した。