祝福のあとで
第15章 戻ってきた夜
そのまま、
日々は、あっさりと流れていった。

年末進行。
ウエディングフェア。
打ち合わせの連続。

考える余裕は、なかった。

それでも、
夜になると、
ふと、思い出すことがあった。

忙しさが一段落したあと。
灯りを落とした部屋で。
何も考えていないつもりの時間に。

——今日は、どうしているだろう。

連絡を取らなくても、
関係が切れた気はしなかった。

それが、
少しずつ、
無視できなくなっていた。

カレンダーをめくったとき、
いつの間にか、
年が変わっていた。

そのことより、
胸の奥に残っている感覚の方が、
少しだけ気になった。
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