魔法界へ戻るには、みんなを助けることが重要です!? 〜困っている男の子を助けたら、イケメン4つ子と同居することになりました(ただし、問題しかありません!)〜


「んーん! 命の恩人だよ! 熊に襲われていたところを助けたくれたんだ」


四季くんがそう言うと、4人がバッと私の方を見た。


「それはそれは……お嬢さん。我が弟を助けてくれて、どうもありがとう」
「そうだな……さっきは失礼。改めて礼を言う」
「右に同じく」
「……ありがとう」


4人が口々にお礼を言ってくれた。
何だか恥ずかしくて、誤魔化すようにオレンジジュースを一気に飲み干した。


「あっ! そういえば、お兄ちゃん達名前言ってなくない!? マホちゃんに自己紹介してよっ」
「あぁ、これは失礼。僕は柳楽 春人(なぎら はると)。どうぞよろしく」


四季くんの言葉により、挨拶してくれた春人さんが私に手を差し出した。
差し出された手を握ると、ニコッと笑みを浮かべて握り返された。


「ほら、夏樹お兄ちゃん達も!」
「そうだぞ。お前らもちゃんと挨拶しろ。こんなに麗しいレディを前に、緊張する気持ちも分からなくはないが」


四季くんと春人さんはそう言うけれど、他の3人は顔をしかめていた。

そりゃあ、突然押しかけたんだもん。
歓迎なんてしてもらえない。

自分でそう納得しようとしていたら、片付けていたメーターからピロロロンッ♩と軽快な音が聞こえた。

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