魔法界へ戻るには、みんなを助けることが重要です!? 〜困っている男の子を助けたら、イケメン4つ子と同居することになりました(ただし、問題しかありません!)〜
人間界での生活と道しるべ
「誰のスマホだ?」
みんなが私と同じようにゴソゴソとし始めた。
音が鳴ったのは、私のメーター。
メーターを取り出すと、もわわんと映像が浮かび上がった。
「うわっ!? なんだそれ!?」
「スマホだよね……? 初めて見る機種だ」
2人が不思議そうに言った。
他のみんなもまじまじと私のメーターを見た。
『おーい、マホ! 聞こえておるか?』
「お師匠っ!?」
数時間前に別れた師匠が映像となって浮かび上がった。
「な、なんだそれ!?」
「プロジェクションマッピングとか……?」
「……カエルが話してる」
「ははっ。愉快なものを持っているね」
4人が私のメーターに驚いたり楽しそうにしたり。
このメーターは、持っている魔力が分かるだけでなく、異空間にいる人に連絡ができる便利なもの。
修行を始めた最初の頃、ホームシックになって毎日両親に連絡をとっていた。
こんなに珍しがられるなんて……。
『な、なんじゃ!? マホ、お前さん今どこにいるんじゃ?』
「えっと、親切な人にお家に招いてもらって……あっ! これ! すっごく美味しいんですよ!」
師匠の問いにくわえ、ついさっき振る舞ってもらったオレンジジュースを見せた。
美味しいものは、お師匠にも知ってもらいたいという気持ちからだったが、ワナワナと体が震えていた。