執愛滾る脳外科医はママと娘を不滅の愛で囲い込む
男性の腕に手を絡ませるスレンダーな髪の長い女性。さっき『吉柳先生』と呼ばれていたし白衣を着ているので、彼女はこの病院の医師なのかもしれない。
一方、男性の方は白衣のポケットに両手を突っ込んだまま、無抵抗に女性を見下ろしている。
蓮斗くん?
見えた横顔がまさに彼で、目を見開きながら身を引っ込めその場にしゃがみ込んだ。
「近々お父様も交えて食事をしましょう。お父様もあなたが継いでくれるのを心待ちにしているし」
もしかして彼女なのかな?
両親と食事を、ってことは、結婚前提のお付き合いとか?
そんな憶測が頭を過り、急に胸のもやもやが増していく。
「勤務中なので、そろそろ戻りませんか?」
再び蓮斗くんの機械的な声が聞こえ、ハッと我に返った。
「またそうやってはぐらかす。寺原先生って罪な人ね」
コツコツというヒール音がこちらに近づいてくる気配がした。どうやら女性がこちらに向かって歩いてくるようだ。
まずい、このままでは見つかってしまう。
慌てて立ち上がり、さきほど通り過ぎてきたドアが開いていた部屋の中に身を滑り込ませた。
じっと息を潜めていると、一瞬だけ彼女の顔が見えた。キリッとした涼しげな瞳が印象的な美女だ。小顔で手足が長く抜群のスタイルでまるでモデルのよう。
一方、男性の方は白衣のポケットに両手を突っ込んだまま、無抵抗に女性を見下ろしている。
蓮斗くん?
見えた横顔がまさに彼で、目を見開きながら身を引っ込めその場にしゃがみ込んだ。
「近々お父様も交えて食事をしましょう。お父様もあなたが継いでくれるのを心待ちにしているし」
もしかして彼女なのかな?
両親と食事を、ってことは、結婚前提のお付き合いとか?
そんな憶測が頭を過り、急に胸のもやもやが増していく。
「勤務中なので、そろそろ戻りませんか?」
再び蓮斗くんの機械的な声が聞こえ、ハッと我に返った。
「またそうやってはぐらかす。寺原先生って罪な人ね」
コツコツというヒール音がこちらに近づいてくる気配がした。どうやら女性がこちらに向かって歩いてくるようだ。
まずい、このままでは見つかってしまう。
慌てて立ち上がり、さきほど通り過ぎてきたドアが開いていた部屋の中に身を滑り込ませた。
じっと息を潜めていると、一瞬だけ彼女の顔が見えた。キリッとした涼しげな瞳が印象的な美女だ。小顔で手足が長く抜群のスタイルでまるでモデルのよう。