【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして
「妖精さんたちを戻しなさい!」
可愛い唇を尖らせながらフレンが手をおろす。
すぐにエメリアは彼らに近づいた。
「ごめんなさい、大丈夫……」
「ひいっ、申し訳ありませんでした!」
「あ」
臣下たちが一目散に逃げていった。
頭痛がする。
(これから、本当にどうしよう――)
◇
フレンの皇女としての最初の仕事が決まった。
紹介を兼ねて王宮で舞踏会が行われることになったのだ。
「用意ができたか」
「陛下」
仕度が終わったところでギルフォードがエメリアたちのいる部屋に顔を出した。
皇帝の正装を着て、前髪をあげた彼はとてもかっこいい。
(っぐ、相変わらず心臓に悪い人だわ)
「ええ」
エメリアはこほんと咳ばらいをして、後ろに隠れているフレンの背中を押した。
フレンは王族の色である銀髪をきれいにまとめて、金の髪飾りをつけている。小さな身体を包むのはふわりとレースが広がるドレス。後ろで青いリボンで結ばれていてくるりと動くとそのリボンが翻る。
「――――――っとっても、可愛いでしょう!」
自慢の我が子をめいっぱい抱きしめると、いつものようにフレンもえへへと笑った。
「いかがですか陛下!」
エメリアが聞くと、ギルフォードは目を細めた。
「……ああ、綺麗だ」
可愛い唇を尖らせながらフレンが手をおろす。
すぐにエメリアは彼らに近づいた。
「ごめんなさい、大丈夫……」
「ひいっ、申し訳ありませんでした!」
「あ」
臣下たちが一目散に逃げていった。
頭痛がする。
(これから、本当にどうしよう――)
◇
フレンの皇女としての最初の仕事が決まった。
紹介を兼ねて王宮で舞踏会が行われることになったのだ。
「用意ができたか」
「陛下」
仕度が終わったところでギルフォードがエメリアたちのいる部屋に顔を出した。
皇帝の正装を着て、前髪をあげた彼はとてもかっこいい。
(っぐ、相変わらず心臓に悪い人だわ)
「ええ」
エメリアはこほんと咳ばらいをして、後ろに隠れているフレンの背中を押した。
フレンは王族の色である銀髪をきれいにまとめて、金の髪飾りをつけている。小さな身体を包むのはふわりとレースが広がるドレス。後ろで青いリボンで結ばれていてくるりと動くとそのリボンが翻る。
「――――――っとっても、可愛いでしょう!」
自慢の我が子をめいっぱい抱きしめると、いつものようにフレンもえへへと笑った。
「いかがですか陛下!」
エメリアが聞くと、ギルフォードは目を細めた。
「……ああ、綺麗だ」