【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして
さっそく女官や騎士にお願いをして、お菓子を部屋に運んでもらう。
すぐに、エメリアとフレンが使っている部屋のテーブルに、いろとりどりのカップケーキやパイが並んだ。
舞踏会に出ているものの残りでいいと言ったが、話を聞いた料理長がわざわざつくってくれたらしい。
「こ、こんなに……」
「おかあさま、たべていいのですか!」
イヴァンは恐れおののき、フレンは目をきらきらさせている。
「ええ。今日はフレンもがんばったものね」
「わぁい!」
完全に目が覚めたフレンが両手を上げる。
しかし彼女はお菓子の山を前に固まっているイヴァンを半目で見た。
「なんでこの子も……おかあさまと、ようせいさんとフレンのぶんが少なくなります」
「……そもそも僕が皇妃殿下にお願いしなければ、この会は開かれなかったのだが?」
「はいはい! 喧嘩しないの!」
なぜ顔を合わせると喧嘩になってしまうのだろう。
エメリアはリンゴのパイを切って、イヴァンとフレンに差し出した。
フレンはすぐにご機嫌になって笑顔でパイを頬張り、イヴァンは恐る恐るフォークで小さく切って、それを口に入れた。
「……とっても、美味しいです」
「よかった。料理長も喜びます」
そこで、ちかちかと光を出しながら妖精たちがエメリアの周りを飛んだ。
目で追うと、彼らは小さなチョコレートを指した。
「ふふ、どうぞ」
エメリアが渡すと、妖精たちはチョコレートを抱えて嬉しそうに部屋を飛び回る。
すぐに、エメリアとフレンが使っている部屋のテーブルに、いろとりどりのカップケーキやパイが並んだ。
舞踏会に出ているものの残りでいいと言ったが、話を聞いた料理長がわざわざつくってくれたらしい。
「こ、こんなに……」
「おかあさま、たべていいのですか!」
イヴァンは恐れおののき、フレンは目をきらきらさせている。
「ええ。今日はフレンもがんばったものね」
「わぁい!」
完全に目が覚めたフレンが両手を上げる。
しかし彼女はお菓子の山を前に固まっているイヴァンを半目で見た。
「なんでこの子も……おかあさまと、ようせいさんとフレンのぶんが少なくなります」
「……そもそも僕が皇妃殿下にお願いしなければ、この会は開かれなかったのだが?」
「はいはい! 喧嘩しないの!」
なぜ顔を合わせると喧嘩になってしまうのだろう。
エメリアはリンゴのパイを切って、イヴァンとフレンに差し出した。
フレンはすぐにご機嫌になって笑顔でパイを頬張り、イヴァンは恐る恐るフォークで小さく切って、それを口に入れた。
「……とっても、美味しいです」
「よかった。料理長も喜びます」
そこで、ちかちかと光を出しながら妖精たちがエメリアの周りを飛んだ。
目で追うと、彼らは小さなチョコレートを指した。
「ふふ、どうぞ」
エメリアが渡すと、妖精たちはチョコレートを抱えて嬉しそうに部屋を飛び回る。