【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして
その光景を不思議そうにイヴァンは見上げた。
「妖精は、お菓子を食べるの?」
「そうです。とくにおかあさまのクッキーがすきです。フレンもだいすきです」
「……へぇ」
フレンが胸を張る言葉に、イヴァンが小さく呟く。
お茶を飲みながら、エメリアも美味しいお菓子をいくつかいただいた。
すでに全員、ドレスや正装は脱いで寝る仕度も整えている。
お菓子を妖精と分け合って食べたり、最後に残ったマカロンを前にフレンとイヴァンが睨み合ったりと賑やかな時間を過ごして――気づけばもう日付が変わってしまいそうな時分だ。
動きが鈍ってきたフレンが、ぐずるようにエメリアの膝に乗って、抱きついた。
「おかあさま……」
「もうそろそろ寝ましょうか」
「あい……」
目を閉じながらフレンが返事をする
お腹いっぱいで幸せそうな顔でしがみつくフレンを抱きなおす。
そんなエメリアたちを見て、口を拭いたイヴァンが立ち上がった。
「ごちそうさまでした、では僕もこれで」
「あら、殿下も一緒に寝ましょう」
「え」
「ああ、歯磨きはきちんとしましょうね」
目をぱちくりしている王太子をうながして、三人で寝室に入る。
置いているベッドはとても大きくふかふかで、この人数で寝てもかなり余裕がある。
眠っているフレンと、所在なさそうにしているイヴァンをエメリアは問答無用でベッドに寝かせて、布団をかけた。
「妖精は、お菓子を食べるの?」
「そうです。とくにおかあさまのクッキーがすきです。フレンもだいすきです」
「……へぇ」
フレンが胸を張る言葉に、イヴァンが小さく呟く。
お茶を飲みながら、エメリアも美味しいお菓子をいくつかいただいた。
すでに全員、ドレスや正装は脱いで寝る仕度も整えている。
お菓子を妖精と分け合って食べたり、最後に残ったマカロンを前にフレンとイヴァンが睨み合ったりと賑やかな時間を過ごして――気づけばもう日付が変わってしまいそうな時分だ。
動きが鈍ってきたフレンが、ぐずるようにエメリアの膝に乗って、抱きついた。
「おかあさま……」
「もうそろそろ寝ましょうか」
「あい……」
目を閉じながらフレンが返事をする
お腹いっぱいで幸せそうな顔でしがみつくフレンを抱きなおす。
そんなエメリアたちを見て、口を拭いたイヴァンが立ち上がった。
「ごちそうさまでした、では僕もこれで」
「あら、殿下も一緒に寝ましょう」
「え」
「ああ、歯磨きはきちんとしましょうね」
目をぱちくりしている王太子をうながして、三人で寝室に入る。
置いているベッドはとても大きくふかふかで、この人数で寝てもかなり余裕がある。
眠っているフレンと、所在なさそうにしているイヴァンをエメリアは問答無用でベッドに寝かせて、布団をかけた。