【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして
「お世話になりました!」
予定より少し長く逗留して、イヴァンは帰国の途についた。
「訓練したことを忘れないように」
「はい!」
傍から見てエメリアがはらはらするような訓練を無事終えたイヴァンは晴れやかな表情をしている。
その彼に、ギルフォードは一振りの剣を渡した。
「餞別だ」
「……ありがとう、ございます」
その様子を、フレンはエメリアの横で見ていた。
ギルフォードとの挨拶を終えて、イヴァンがこちらに来る。
「お世話になりました、とても……楽しかったです」
「身体に気を付けて、何かあればすぐに連絡をください。いえ何もなくても構いませんので」
「皇妃殿下は心配性ですね」
イヴァンが微笑む。そして彼がフレンを見た。
フレンはふいと顔を背けた。
「いなくなってせいせいします」
「まぁ君にはそうだよね」
「……」
そんな相変わらずの言葉を交わして、フレンが手のひらを差し出した。
そこに、ちょこんと一人の妖精が乗る。
「……かしてあげます、きょうじゅの、かだいなので」
予定より少し長く逗留して、イヴァンは帰国の途についた。
「訓練したことを忘れないように」
「はい!」
傍から見てエメリアがはらはらするような訓練を無事終えたイヴァンは晴れやかな表情をしている。
その彼に、ギルフォードは一振りの剣を渡した。
「餞別だ」
「……ありがとう、ございます」
その様子を、フレンはエメリアの横で見ていた。
ギルフォードとの挨拶を終えて、イヴァンがこちらに来る。
「お世話になりました、とても……楽しかったです」
「身体に気を付けて、何かあればすぐに連絡をください。いえ何もなくても構いませんので」
「皇妃殿下は心配性ですね」
イヴァンが微笑む。そして彼がフレンを見た。
フレンはふいと顔を背けた。
「いなくなってせいせいします」
「まぁ君にはそうだよね」
「……」
そんな相変わらずの言葉を交わして、フレンが手のひらを差し出した。
そこに、ちょこんと一人の妖精が乗る。
「……かしてあげます、きょうじゅの、かだいなので」