【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして
思わぬ言葉にエメリアは目を見開いた。
数ヶ月前に別れた愛らしい少年を思い出す。
もちろん折に触れて、フレンの妖精を通じて会話をしていたが、そんな話は初耳だ。
エメリアに抱っこされているフレンは頬を膨らませていた。
「まさか本当にくるつもりなんて……」
「もしかしてフレンは知っていたの?」
「ようせいさんがそういう動きがあることをおしえてくれました」
「そう……」
「君はどう思う」
ギルフォードに聞かれて、エメリアは即答した。
「また会えるのは嬉しいです」
しかし、とエメリアは首を傾げた。
「王太子が長期で国を空けてもいいのでしょうか」
「いない間に、地位を奪われるかもしれないのは覚悟の上だろう」
確かに。だが留学名目のイヴァンを切るのは、さすがに向こうの国王も外聞が悪いだろう。
イヴァン以外の王子王女は確かまだ三歳以下だ。大きくなれば勢力争いは苛烈になる。これがラストチャンスだと、あの聡いイヴァンは考えたのかもしれない。
「陛下は申し出を受けるおつもりなのですか?」
「そうだな。イヴァン殿下との繋がりは我が国に有益だ。それに寝……、っんん」
「?」
数ヶ月前に別れた愛らしい少年を思い出す。
もちろん折に触れて、フレンの妖精を通じて会話をしていたが、そんな話は初耳だ。
エメリアに抱っこされているフレンは頬を膨らませていた。
「まさか本当にくるつもりなんて……」
「もしかしてフレンは知っていたの?」
「ようせいさんがそういう動きがあることをおしえてくれました」
「そう……」
「君はどう思う」
ギルフォードに聞かれて、エメリアは即答した。
「また会えるのは嬉しいです」
しかし、とエメリアは首を傾げた。
「王太子が長期で国を空けてもいいのでしょうか」
「いない間に、地位を奪われるかもしれないのは覚悟の上だろう」
確かに。だが留学名目のイヴァンを切るのは、さすがに向こうの国王も外聞が悪いだろう。
イヴァン以外の王子王女は確かまだ三歳以下だ。大きくなれば勢力争いは苛烈になる。これがラストチャンスだと、あの聡いイヴァンは考えたのかもしれない。
「陛下は申し出を受けるおつもりなのですか?」
「そうだな。イヴァン殿下との繋がりは我が国に有益だ。それに寝……、っんん」
「?」