【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして

 ザワザワザワザワ、闇の中で声がする。

「おもしろいことガ起こってルゾ」

 黒いカエルの姿の妖精が言う。

 「なんだ」「どうシタ」暗い森の中で、姿が見えない何者かの声が飛び交った。

「メレディスが裏切ッた。妖精王の愛し子と、ソノ母親に擦り寄っているらしイ」

 ざわめきが一層大きくなる。

 「ドウシテ」「ユるせない」と言葉が響く。そしてその中の一人がぼそりと言った。
 
悪い(いい)コト思いつイタ」

 イタズラ好きは善い妖精も悪い妖精も同じだ。
 提案を受けて、ひそひそと彼らは話し合いを始めた。
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