結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「実際、父さんのときの新入生代表は、平民の子だった。だけど、学園に通っている三年間、誰にもそのトップの地位をゆずらなくてね。卒業してからは、大臣の筆頭補佐として文官務めをしているよ」
「平民で筆頭補佐ですか? ゆくゆくは大臣だって狙える地位じゃないですか!」
「そうそう。次の財務大臣の筆頭候補に名前があがっていたはず……」
誇らしげに話をしていた父の顔が、一瞬、曇ったのが気になった。
さらに新入生名簿に目を通して、クラス分けを確認する。先ほどのシオドアは、残念ながら同じクラスらしい。
「一年次のクラス分けは家門を考慮しているけれど、二年次からは完全に成績別で分けられるからね」
父が言うには、一年を通して、学園の方針「平等」という考えを学んでいくらしい。そしてその方針が馴染んだところで、身分など関係のない、実力主義のクラス分けになるのだとか。
「イレーヌだってうかうかしていられないな」
父の言うとおりだ。できれば成績上位クラスを狙いたいが、それだって簡単にはいかないだろう。
もう一度、式典の流れを確認するものの、代表に書かれているアーヴィン・リグリーという名前が気になってしかたなかった。
次の試験では彼に勝ちたい。
そんな思いが、ふつふつと湧いていた。
「平民で筆頭補佐ですか? ゆくゆくは大臣だって狙える地位じゃないですか!」
「そうそう。次の財務大臣の筆頭候補に名前があがっていたはず……」
誇らしげに話をしていた父の顔が、一瞬、曇ったのが気になった。
さらに新入生名簿に目を通して、クラス分けを確認する。先ほどのシオドアは、残念ながら同じクラスらしい。
「一年次のクラス分けは家門を考慮しているけれど、二年次からは完全に成績別で分けられるからね」
父が言うには、一年を通して、学園の方針「平等」という考えを学んでいくらしい。そしてその方針が馴染んだところで、身分など関係のない、実力主義のクラス分けになるのだとか。
「イレーヌだってうかうかしていられないな」
父の言うとおりだ。できれば成績上位クラスを狙いたいが、それだって簡単にはいかないだろう。
もう一度、式典の流れを確認するものの、代表に書かれているアーヴィン・リグリーという名前が気になってしかたなかった。
次の試験では彼に勝ちたい。
そんな思いが、ふつふつと湧いていた。