結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「お父様。何か誤解をなさっていますが、王弟殿下は私の級友です。互いに教養を高めるためというその目的で、特別枠にお誘いいただいたのです。私もテロスの作品は好きですから」
「おまえが絵画に興味を持っているのは知っている。知っているが……これではデートじゃないか!」
デートと言われてもピンとこない。だってその日は、国王陛下夫妻や王子殿下も一緒にという話だからだ。と、そこまで考えてはっとする。
「お父様……陛下も一緒なのです……」
「ん?」
「だから、二人きりではないのですが、陛下たちも一緒に……」
社交デビューもしていない私が国王陛下とお会いする機会はほぼない。学園の卒業式には国王陛下から未来へのはなむけの言葉が贈られるのは、卒業時には成人しているというのが理由だ。そして卒業後すぐに、社交デビューするのがほとんどである。
「どうしましょう……」
急に不安になってきた。アーヴィンと話をしていたときは、うまく丸め込まれたのか、それを意識していなかった。
「イレーヌ。私にまかせなさい!」
母がトンと胸を張った。
「おまえが絵画に興味を持っているのは知っている。知っているが……これではデートじゃないか!」
デートと言われてもピンとこない。だってその日は、国王陛下夫妻や王子殿下も一緒にという話だからだ。と、そこまで考えてはっとする。
「お父様……陛下も一緒なのです……」
「ん?」
「だから、二人きりではないのですが、陛下たちも一緒に……」
社交デビューもしていない私が国王陛下とお会いする機会はほぼない。学園の卒業式には国王陛下から未来へのはなむけの言葉が贈られるのは、卒業時には成人しているというのが理由だ。そして卒業後すぐに、社交デビューするのがほとんどである。
「どうしましょう……」
急に不安になってきた。アーヴィンと話をしていたときは、うまく丸め込まれたのか、それを意識していなかった。
「イレーヌ。私にまかせなさい!」
母がトンと胸を張った。