結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
それでも時とは無情であり、私も三年に進級し、生徒会も引退し、卒業する日を数日後に迎える日となった。
図書室から本を借りるのもこれで最後だと、返却の手続きをして図書室から出たとき、アーヴィンが廊下に立っていた。
「あなたも本を返しにきたの?」
「ちがう、君を待っていた。少し、話せないか? 確認したいことがあるんだ」
廊下を進み、人けのない踊り場へと向かう。採光用の窓からは、太陽の光が降り注ぎ、まるでスポットライトを浴びるような場所だ。
「それで、確認したいことって何?」
「イレーヌ……」
私の名を呼ぶ彼の唇は震えていた。
「シオドア・ポーレットと婚約したというのは、本当なのか?」
心臓がぎゅっとわしづかみにされたくらい、苦しくなった。
図書室から本を借りるのもこれで最後だと、返却の手続きをして図書室から出たとき、アーヴィンが廊下に立っていた。
「あなたも本を返しにきたの?」
「ちがう、君を待っていた。少し、話せないか? 確認したいことがあるんだ」
廊下を進み、人けのない踊り場へと向かう。採光用の窓からは、太陽の光が降り注ぎ、まるでスポットライトを浴びるような場所だ。
「それで、確認したいことって何?」
「イレーヌ……」
私の名を呼ぶ彼の唇は震えていた。
「シオドア・ポーレットと婚約したというのは、本当なのか?」
心臓がぎゅっとわしづかみにされたくらい、苦しくなった。