結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「イレーヌ嬢がポーレット公爵子息のシオドアと婚約したそうだ。ポーレット公爵が嬉しそうに吹聴していた」
頭を岩でガツンと殴られたかのような衝撃が走った。
「なぜ……」
そう問うたのに、声は掠れ言葉になっていたかどうかも怪しい。
「おそらくだが、ポーレット公爵はロイル侯爵の資産狙いだろう。それに、次の財務大臣の名にあがっているのがロイル侯爵かあの補佐事務官のトルストだ」
「ですが、あの事務官は……」
過激派の人間ではないかと言われている。兄王は静観しているようだが、過激派が議会で大きな力をつければ、この国はすべてがひっくり返る。だからこそ過激派の人間は、それと知られずに活動をしているし、メンバーも噂程度のものではっきりしていない。
「ポーレット公爵がロイル侯爵を推薦するとでも言ったのではないか? まあ、これは私の勝手な想像だが」
今の財務大臣はポーレット公爵だが、彼は大臣たちを束ねる宰相の地位に就くことが決まっている。それは今の宰相が引退を表明したからだ。財務大臣の地位が空くため、そこを誰にするかで揉めている。
それも今すぐではなく、半年や一年後の話なのだが。
頭を岩でガツンと殴られたかのような衝撃が走った。
「なぜ……」
そう問うたのに、声は掠れ言葉になっていたかどうかも怪しい。
「おそらくだが、ポーレット公爵はロイル侯爵の資産狙いだろう。それに、次の財務大臣の名にあがっているのがロイル侯爵かあの補佐事務官のトルストだ」
「ですが、あの事務官は……」
過激派の人間ではないかと言われている。兄王は静観しているようだが、過激派が議会で大きな力をつければ、この国はすべてがひっくり返る。だからこそ過激派の人間は、それと知られずに活動をしているし、メンバーも噂程度のものではっきりしていない。
「ポーレット公爵がロイル侯爵を推薦するとでも言ったのではないか? まあ、これは私の勝手な想像だが」
今の財務大臣はポーレット公爵だが、彼は大臣たちを束ねる宰相の地位に就くことが決まっている。それは今の宰相が引退を表明したからだ。財務大臣の地位が空くため、そこを誰にするかで揉めている。
それも今すぐではなく、半年や一年後の話なのだが。