御曹司の溺甘庇護欲が最愛妻と双子を取り戻す
(仕事と結婚準備で忙しい由奈に、たくさん心配かけちゃった……)
あとで電話して謝ろうと思いながら、自分の口からも宏斗に叔父について打ち明ける。
「事業がうまくいっていないから、宏斗さんに資金援助を頼めと言われたんです。断ったら、宏斗さんの会社に乗り込むって言われて。私と一緒にいたら、宏斗さんに迷惑をかけてしまうから、それで……」
「それもわかってる。実は君の叔父さんに会ったんだ」
「えっ!? 会社に押しかけてきたんですか? ごめんなさい。どうしよう、私――」
「大丈夫だから落ち着いて。お腹がまた張ってしまう。会社には来ていない。俺の方から会いに行ったんだ」
目を丸くする渚の腕を宥めるように宏斗がポンポンと叩いた。
「結論から言うと、融資をすることにした」
「そ、そんな。断ってください。宏斗さんが援助してくれる人だとわかったら、何度も何度も資金援助を頼んでくると思うんです」
今ある店の経営が危ういから新店舗を出して挽回しようだなんて、素人の渚でも失敗すると予想できる。
一度でも手を貸したら、叔父は資金が足りなくなるたびに援助の要求を繰り返しそうな気がした。
あとで電話して謝ろうと思いながら、自分の口からも宏斗に叔父について打ち明ける。
「事業がうまくいっていないから、宏斗さんに資金援助を頼めと言われたんです。断ったら、宏斗さんの会社に乗り込むって言われて。私と一緒にいたら、宏斗さんに迷惑をかけてしまうから、それで……」
「それもわかってる。実は君の叔父さんに会ったんだ」
「えっ!? 会社に押しかけてきたんですか? ごめんなさい。どうしよう、私――」
「大丈夫だから落ち着いて。お腹がまた張ってしまう。会社には来ていない。俺の方から会いに行ったんだ」
目を丸くする渚の腕を宥めるように宏斗がポンポンと叩いた。
「結論から言うと、融資をすることにした」
「そ、そんな。断ってください。宏斗さんが援助してくれる人だとわかったら、何度も何度も資金援助を頼んでくると思うんです」
今ある店の経営が危ういから新店舗を出して挽回しようだなんて、素人の渚でも失敗すると予想できる。
一度でも手を貸したら、叔父は資金が足りなくなるたびに援助の要求を繰り返しそうな気がした。