御曹司の溺甘庇護欲が最愛妻と双子を取り戻す
「母のことだよ。父は認めてくれているが、母には渚との結婚を反対されている」
もうひとつの大きな問題を突きつけられて心臓が波打った。
彼の母と交わした会話を思い出すたび、もとから少ない自信が減っていく。
「宏斗さんのご実家でお母様と話しました。私と結婚したら、宏斗さんは経営者になる夢が叶わないというお話で……」
「俺に聞かされていない話を突然母からされて驚いたよな。もっと早く、家族関係や後継問題を話しておくべきだったと後悔してる。つらい思いをさせてすまなかった。今さらで申し訳ないが、聞いてほしい」
宏斗が母について重い口を開くように話してくれる。
子供の頃の彼の日常的な世話は、家政婦とベビーシッターがしてくれたそうだ。
母親の趣味や知人との交流の場に連れて行かれたことならあるが、宏斗を遊ばせるためにふたりで出かけた記憶はない。
それなのに宏斗のすべてを管理したい性格で、友達も習い事も見ていいテレビ番組や動画も、なにもかも母に決められていたそうだ。
母親にコントロールされた生活は窮屈だったという。
もうひとつの大きな問題を突きつけられて心臓が波打った。
彼の母と交わした会話を思い出すたび、もとから少ない自信が減っていく。
「宏斗さんのご実家でお母様と話しました。私と結婚したら、宏斗さんは経営者になる夢が叶わないというお話で……」
「俺に聞かされていない話を突然母からされて驚いたよな。もっと早く、家族関係や後継問題を話しておくべきだったと後悔してる。つらい思いをさせてすまなかった。今さらで申し訳ないが、聞いてほしい」
宏斗が母について重い口を開くように話してくれる。
子供の頃の彼の日常的な世話は、家政婦とベビーシッターがしてくれたそうだ。
母親の趣味や知人との交流の場に連れて行かれたことならあるが、宏斗を遊ばせるためにふたりで出かけた記憶はない。
それなのに宏斗のすべてを管理したい性格で、友達も習い事も見ていいテレビ番組や動画も、なにもかも母に決められていたそうだ。
母親にコントロールされた生活は窮屈だったという。