御曹司の溺甘庇護欲が最愛妻と双子を取り戻す
「渚ちゃんは苦難続きの人生をひとりで立派に生き抜いている。俺の目には尊敬できる素敵な女性に映っているよ」
生まれて初めてかけられた尊敬という言葉に驚き、胸が熱くなった。
喜びと恥ずかしさで顔も火照ってくる。
その気持ちを察したように宏斗が微笑んだ。
「パートナーを演じてくれると俺の方も好都合なんだ」
「宏斗さんも、ですか?」
「恥ずかしい話だが」と前置きして彼が続ける。
「望んでいない見合い話を母に次々と持ってこられて参ってる。恋人のいない息子を心配しているんだろう。もし母がまた縁談を持ってきたら、渚ちゃんをパートナーとして紹介したい。岩淵の件が解決するまででいいから協力してくれないか?」
(宏斗さんにも困り事があるのね。私で力になれるなら)
釣り合わないという気持ちは消えないが、役立てるなら嬉しい。
「繁史さんの前では夫婦で、宏斗さんのお母様の前では恋人ということですよね?」
「ああ。次の見合い話がなければ母に会う必要はないが、もしもの時は頼む」
「わかりました。私の方こそ、よろしくお願いします」
差し出された大きな手と握手する。
生まれて初めてかけられた尊敬という言葉に驚き、胸が熱くなった。
喜びと恥ずかしさで顔も火照ってくる。
その気持ちを察したように宏斗が微笑んだ。
「パートナーを演じてくれると俺の方も好都合なんだ」
「宏斗さんも、ですか?」
「恥ずかしい話だが」と前置きして彼が続ける。
「望んでいない見合い話を母に次々と持ってこられて参ってる。恋人のいない息子を心配しているんだろう。もし母がまた縁談を持ってきたら、渚ちゃんをパートナーとして紹介したい。岩淵の件が解決するまででいいから協力してくれないか?」
(宏斗さんにも困り事があるのね。私で力になれるなら)
釣り合わないという気持ちは消えないが、役立てるなら嬉しい。
「繁史さんの前では夫婦で、宏斗さんのお母様の前では恋人ということですよね?」
「ああ。次の見合い話がなければ母に会う必要はないが、もしもの時は頼む」
「わかりました。私の方こそ、よろしくお願いします」
差し出された大きな手と握手する。