御曹司の溺甘庇護欲が最愛妻と双子を取り戻す
「大丈夫?」

ソファに座らせてもらってから、やっと呼吸することを思い出した。

「驚かせてごめん」

目の高さを合わせるように片膝をついた彼に手を握られる。

「私なんかが、これからもそばにいていいんですか……?」

「俺にとって渚ちゃんは最高の女性だよ。愛してる。君の気持ちも聞かせてほしい」

また頬を濡らしてしまったが、今度は歓喜の涙だ。

彼からの愛の言葉も堪えていた恋心を伝えられるのも、震えるほどに嬉しい。

「私……宏斗さんが好きです。愛してます。子供の頃からあなたは私の憧れで、手の届かない人だと思っていました」

「嬉しいな。ありがとう、人生で最高に幸せな言葉をもらったよ。それじゃ、改めて。俺と結婚してくれる?」

「はい。よろしくお願いします」

宏斗が心底ホッとしたように息をついた。

プロポーズを断られる可能性を感じていたのだろうか。渚にしてみると不思議な感覚だ。

右手を取られ、彼の頬に当てられた。

されたことなのに、触ってもいいのだろうかと動揺する。

「手は届いてるよ。俺も触れていい?」

「は、はい」

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