御曹司の溺甘庇護欲が最愛妻と双子を取り戻す
あなたの夢を守りたい
渚にプロポーズしてからひと月ほどが経った。
時刻は八時。出勤のため玄関で靴を履いている宏斗を、エプロン姿の可愛い渚が見送ってくれる。
「いってらっしゃい。これ、お弁当です」
「ありがとう」
黒革の通勤鞄と弁当袋を提げてドアノブに手をかけたが、思い直して振り向いた。
「忘れものした」
「どこに置いてありますか? 取ってきま――んっ」
忘れものとはキスのことだ。
不意打ちで唇を奪うと、朝食に出してくれた冷製トマトスープ並みに渚の顔が赤く染まった。
ウブな反応にこちらまで照れくさくなり、「行ってくる」と家を出た。
(可愛すぎて困るな。朝から抱きたくなる)
マンションの地下駐車場までエレベーターで降りた。
自社メーカーの愛車に乗り込み走りだしても、まだ体が火照っている。
その熱さに呼び起されるように初めて彼女を抱いた夜を思い出した。
プロポーズをした翌日の夜のことだ。
時刻は八時。出勤のため玄関で靴を履いている宏斗を、エプロン姿の可愛い渚が見送ってくれる。
「いってらっしゃい。これ、お弁当です」
「ありがとう」
黒革の通勤鞄と弁当袋を提げてドアノブに手をかけたが、思い直して振り向いた。
「忘れものした」
「どこに置いてありますか? 取ってきま――んっ」
忘れものとはキスのことだ。
不意打ちで唇を奪うと、朝食に出してくれた冷製トマトスープ並みに渚の顔が赤く染まった。
ウブな反応にこちらまで照れくさくなり、「行ってくる」と家を出た。
(可愛すぎて困るな。朝から抱きたくなる)
マンションの地下駐車場までエレベーターで降りた。
自社メーカーの愛車に乗り込み走りだしても、まだ体が火照っている。
その熱さに呼び起されるように初めて彼女を抱いた夜を思い出した。
プロポーズをした翌日の夜のことだ。