男装少女は魔法学園で夢を見る
「よいしょっと……これで全部運び終えたかな?」





ルークさんが急に鍵を渡してきて…何かと思てばこの学園の寮の鍵らしい。

まさか全寮制だったとは…うれしい誤算だ。

どこで寝泊まりするか悩んでたし、最悪は野宿かなとも思っていたから…



少し弾んだ気持ちのまま、段ボール箱を薄く畳む。
この学園に行くことが決まったのも、全寮制だと知ったのも、つい先程のことなもんで荷物は全くと言っていいほどなかった。


私が持っている荷物らしい荷物といえば、最後に記憶がある時からずーっと持ち続けている謎の指輪だけ。

緑のようにも赤のようにも見える謎の石が埋め込まれた銀色のリング。

特に装飾もないし、宝石かどうかすらわからないほど傷だらけな石ころが付いてるだけなのに小さい頃からずっとつけているせいか愛着が湧いてしまって捨てるに捨てれない。


うーーん、でもそろそろお別れするべきかな?

< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop