ミラージュ・プリンセス♡ 〜私が、王女さまって本当ですか?〜
 中央に立っていたのは、太陽のような輝きをまとった青年だった。
 黄金色の髪は窓からの光を受けてキラキラと輝き、澄んだブルーの瞳はまっすぐにこちらを見つめている。
 白を基調とした騎士の制服が、鍛えられた長身によく似合っていた。

 彼は私が入ってきたことに気づくと、マントをひるがえして一歩前に進み出た。
 そして、そのまま流れるような動作で片膝をつく。

「お待ちしておりました、ロゼリア様」

 低くて響く、落ち着いた声。
 顔を上げた彼の眼差しには、忠誠心と……少しの緊張感が混ざっているように見えた。

 この人が、近衛騎士のレオンハルト……!

 私は思わず、頬が熱くなるのを感じた。
 クラスの男子とは全然違う、大人の雰囲気。

 メモには――真面目すぎる堅物。

 顔はいいけど説教が長い、と書いてあったけれど、私の第一印象は、ただただ御伽噺に出てくる王子様みたいだ。
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